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Q. 選択内容によって表示させる項目を変更できますか?
A. はい。申請時に選択された項目によって、その後に表示させる項目を変更することが可能です。
ただし、[表示の条件にする項目]として選択できる項目のタイプは、「ラジオボタン」と「プルダウン」、「チェックボックス」の項目のみです。
[表示の条件にする項目]を設定し、[表示を制御したい項目]の「オプション設定」にて、表示条件を設定できます。
選択内容によって表示させる項目を設定することで、入力ミスや入力漏れを防ぐことができたり、より詳細な経路分岐を設定することができて便利です。
フォームの設定は、Admin、管理者、システム担当の権限ユーザから設定できます。
選択内容によって表示させる項目を変更する方法について、以下の通りご案内します。
ラジオボタンとプルダウンを使用した設定方法
「ラジオボタン」と「プルダウン」を使用して、選択内容によって表示させる項目を変更するための設定方法について、具体的な例を用いてご説明いたします。
【例】
設定した「資格の種類」という項目の選択肢で「公的資格」を選んだ場合、「資格名(公的資格)」というラジオボタン項目を表示させます。
さらにその中で「その他」を選んだ場合に、「資格・検定名」という複数行テキスト項目を表示させます。
1. 左側メニューの「管理者機能」より「基本情報設定」をクリックし、一覧画面から「フォーム」を選択します。
2. フォームの一覧画面から、「新しいフォームを登録」、もしくは編集したいフォームをクリックします。
3. 項目設定(経費精算フォーム・支払依頼フォームの場合はフリー設定項目)欄の「新しい項目」、もしくはをクリックします。
4. [表示の条件にする項目]を設定します。
フォーム項目設定画面の「項目タイプ」にてラジオボタンまたはプルダウンを選択します。
項目名や選択肢を入力後、「設定」をクリックします。
今回の場合、[表示の条件にする項目]として、「資格の種類」という項目名のラジオボタン項目を作成します。
5. 項目設定/フリー設定項目欄のをクリックし、[表示を制御したい項目]を追加します。
上記の例の場合、[表示を制御したい項目]が2つありますので、「資格名(公的資格)」と「資格・検定名」の2項目とも作成します。
「資格名(公的資格)」の項目は、[表示の条件にする項目]でもありますので、「ラジオボタン」か「プルダウン」項目のいずれかに設定します。
6. 必要な項目の作成後、項目の表示制御の設定をします。
フォーム項目設定のダイアログ下部に表示されている、「オプション設定をする」をクリックします。
設定したい項目の制御の仕組みは、以下の通りです。
①「資格の種類」で「公的資格」を選んだ場合、
「資格名(公的資格)」というプルダウン項目を表示させる。
②「資格名(公的資格)」の中で「その他」を選んだ場合に、
「資格・検定名」という複数行テキスト項目を表示させる。
まずは、
①「資格の種類」で「公的資格」を選んだ場合、
「資格名(公的資格)」というプルダウン項目を表示させる
の設定をします。
「資格名(公的資格)」のフォーム項目設定のダイアログ下部に表示されている、
「オプション設定をする」をクリックします。
7. オプション設定にて、表示条件や必須条件の設定を行います。
[表示の条件にする項目]である「資格の種類」の項目で「公的資格」を選択した場合に、
[表示を制御したい項目]である「資格名(公的資格)」の項目を表示させるためには、以下のような設定を行います。
設定することができる条件は以下の通りです。
項目名 | 概要 |
表示条件 | 「申請者が入力した項目の値が、ラジオボタン/プルダウン/チェックボックスの項目で指定した条件を満たす場合のみ本フォーム項目を表示する」 という設定を行います。 |
必須条件 | 「申請者が入力した項目の値が、ラジオボタン/プルダウン/チェックボックスの項目で指定した条件を満たす場合のみ、本フォーム項目を必須事項にする」という設定を行います。 |
オプション設定の完了後、青い「設定」ボタンをクリックすると、その項目が保存されます。
上記手順6、7の通りに、
②「資格名(公的資格)」の中で「その他」を選んだ場合に、
「資格・検定名」という複数行テキスト項目を表示させる。
についても「オプション設定」をします。
[表示の条件にする項目]である「資格名(公的資格)」の項目で「その他」を選択した場合に、
[表示を制御したい項目]である「資格・検定名」の項目を表示させるためには、以下のような設定を行います。
8. 項目の設定後、フォームを更新すると、表示制御の設定は完了です。
上記の条件で設定すると、実際の申請画面では以下のように表示されます。
デフォルトの表示
↓
「資格の種類」で「公的資格」を選択した際の表示
↓
「資格名(公的資格)」で「その他」を選択した際の表示
チェックボックスを使用した設定方法
「チェックボックス」を使用して、選択内容によって表示させる項目を変更するための設定方法について、具体的な例を用いてご説明いたします。
※[表示の条件にする項目]を設定するまでの手順については、「ラジオボタンとプルダウンを使用した設定方法」の手順1〜3をご参照ください。
【例】
設定した「オフィス用品」という項目の選択肢を選んだ場合、選ばれた選択肢の計算項目を表示させます。
1. [表示の条件にする項目]を設定します。
フォーム項目設定画面の「項目タイプ」にチェックボックスを選択します。
項目名や選択肢を入力後、「設定」をクリックします。
今回の場合、[表示の条件にする項目]として、「オフィス用品」という項目名のチェックボックス項目を作成します。
2. 項目設定/フリー設定項目欄のをクリックし、[表示を制御したい項目]を追加します。
上記の例の場合、[表示を制御したい項目]が3つありますので、「ボールペン」と「ノート」、「コピー用紙」の3項目とも作成します。
3. 必要な項目の作成後、項目の表示制御の設定をします。
今回設定したい項目の制御の仕組みは、「オフィス用品」の選択肢が選択された場合に、対象の計算項目を表示することです。
フォーム項目設定のダイアログ下部に表示されている、「オプション設定をする」をクリックします。
4. オプション設定にて、表示条件や必須条件の設定を行います。
[表示の条件にする項目]である「オフィス用品」の項目で「ボールペン」を選択した場合に、
[表示を制御したい項目]である「ボールペン」の項目を表示させるためには、以下のような設定を行います。
設定することができる条件は以下の通りです。
※表示条件・必須条件の説明につきましては、「ラジオボタンとプルダウンを使用した設定方法」の手順7をご参照ください。
項目名 | 概要 |
いずれか | 設定した選択値のうち、いずれか1つ以上が選択された場合に、項目を表示します。 【例】 条件に「ボールペン」、「ノート」を設定した場合、「ボールペン」または「ノート」が1つでも選択された際に、項目を表示します。 |
すべて | 設定した選択値すべてが選択された場合に、項目を表示します。 【例】 条件に「ボールペン」、「ノート」を設定した場合、「ボールペン」と「ノート」が選択された際に、項目を表示します。 |
一致 | 設定した選択値のみがすべてが選択され、非選択値まで一致した場合に、項目を表示します。 【例】 条件に「ボールペン」、「ノート」を設定した場合、「ボールペン」と「ノート」が選択、「コピー用紙」が未選択の際に、項目を表示します。 |
オプション設定の完了後、青い「設定」ボタンをクリックすると、その項目が保存されます。
「ノート」、「コピー用紙」についても、同様の手順で設定を行います。
5. 項目の設定後、フォームを更新すると、表示制御の設定は完了です。
上記の条件で設定すると、実際の申請画面では以下のように表示されます。
デフォルトの表示
↓
「オフィス用品」で「ボールペン」を選択した際の表示
↓
「オフィス用品」で「ボールペン」、「ノート」を選択した際の表示
入力金額によって表示させる項目を変更する方法
「数字入力」等の項目は、[表示の条件にする項目]として選択することはできませんので、入力された金額に応じて項目を変更することはできません。
入力金額によって表示させる項目を変更したいという場合は、以下の方法をお試しください。
「ラジオボタン」または「プルダウン」の項目で、「○○円以上」「○○円以下」という項目を作成していただき、それ以降の項目の表示制御をしていただくことで、選択された金額帯によって表示項目を変更することが可能です。
上記の場合、「金額」の項目で「5万円以上(50,001円~)」を選んだ場合に、
「事前申請」の項目を表示させ、「事前申請」の項目で「あり」を選んだ場合に、
「申請書選択」の項目を表示させる設定をしています。
以上でございます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
🔍関連ワード
オプション設定、表示制御、項目変更、自動変更、自動切替、自動切り替え