経路分岐の設定を行うことにより、入力された内容や申請者の所属グループ・役職によって、申請時に利用する「経路」を自動的に変更することができて便利です。
フォーム設定画面内の「基本設定」の「経路」で設定できるのは1つの経路のみですが、「経路分岐設定」を利用することにより、一つのフォームに場合分けで複数の経路を設定することが可能になります。
フォームの設定は、Admin、管理者、システム担当の権限ユーザから設定できます。
目次
経路分岐を設定する
経路分岐の設定を行うに当たり、事前に「経路」を登録する必要があります。
経路の登録方法についてはこちらをご覧ください。
経路分岐の設定手順は以下の通りです。
1. 左側のメニュー「管理者機能」内の「基本情報設定」を選択し、一覧画面から「フォーム」を選択します。
2. フォーム一覧画面で上部の「新しいフォームを登録」または編集したいフォームをクリックします。
※一件も登録がされていない場合は、手順1で「フォーム」を選択した直後に手順3の「フォーム登録」画面が表示されます。
3. フォームの「基本情報」を設定します。「経路」の項目に、通常利用する経路を設定します。
4. 経路分岐の条件として、「項目×条件で分岐」または「グループ×役職、項目×条件で分岐」を指定する場合、フォームの「項目設定」欄(経費精算フォーム、支払依頼フォームの場合は「フリー設定項目」)にて、分岐の条件にする項目を設定します。
分岐の条件に設定できる項目タイプは以下の4種類です。
「経費精算フォーム」「支払依頼フォーム」をご利用の場合は、フォーム設定項目以外に、「経費精算項目」「支払依頼項目」内の「内訳」と「金額」を条件にすることも可能です。
詳細についてはこちらをご覧ください。
5. フォーム登録画面、「経路分岐設定」項目のをクリックします。
6. 条件設定項目が表示されますので、「優先度1 条件を設定してください」と表示されている箇所をクリックします。
7. 「経路分岐設定」のダイアログが表示されます。分岐の条件として指定したい項目にチェックし、条件を入力します。
分岐条件として選択できるのは、以下の3つのパターンです。
①項目×条件で分岐
申請書内の項目で選択または入力された条件によって、経路を変更させることができます。
設定項目 | 概要 |
項目名 | 条件に指定したい項目を選択します。 経路分岐の条件として指定できる項目は以下の4種類です。
|
経路 | 条件に該当した場合に利用する経路を選択します。 |
②グループ×役職で分岐
申請者の所属グループと役職によって、経路を変更させることができます。
設定項目 | 概要 |
適用するグループ | 条件に指定したい申請者のグループを選択します。 特定のグループの「以上」「以下」を選択することが可能です。 |
適用する役職 | 条件に指定したい申請者の役職を選択します。 特定の役職の「以上」「以下」を選択することが可能です。 |
経路 | 条件に該当した場合に利用する経路を選択します。 |
③グループ×役職、項目×条件で分岐
申請者の所属グループと役職および申請書内の項目で選択または入力された条件によって、経路を変更させることができます。
設定項目 | 概要 |
適用するグループ | 条件に指定したい申請者のグループを選択します。 特定のグループの「以上」「以下」を選択することが可能です。 |
適用する役職 | 条件に指定したい申請者の役職を選択します。 特定の役職の「以上」「以下」を選択することが可能です。 |
項目名 | 条件に指定したい項目を選択します。 経路分岐の条件として指定できる項目は以下の4種類です。
|
経路 | 条件に該当した場合に利用する経路を選択します。 |
8. ダイアログ内の「設定」をクリックすると、経路分岐の条件として反映されます。
9. さらに条件を追加したい場合、下部のをクリックすることで、設定条件を増やすことが可能です。
10. 右側の矢印をクリックしたまま動かすことで、優先度を入れ替えることができます。
11. 設定の完了後、「フォーム登録」画面の「保存する」または「更新する」をクリックすると、フォームが登録されます。
上記の設定を行うことで、申請者の入力内容により、自動的に経路を変更させることが可能です。
以上でございます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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複数経路、複数ルート、複数フロー、経路変更